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記事制作代行の選び方|BtoB企業が依頼先を比べる基準と種類

公開:更新:執筆:しろ
記事制作代行の選び方|BtoB企業が依頼先を比べる基準と種類

記事制作代行を探して検索すると、「おすすめ〇選」「比較〇社」の記事がいくつも並びます。社名と料金は分かっても、自社のBtoB商材を任せられる相手かどうかは、一覧を見ても判断しにくいものです。

依頼先は大きく4種類に分かれます。BtoBの記事で力の差が出るのは、業界の執筆実績と、実際につく担当者の経験です。

この記事では、依頼先の種類ごとの特徴を5つの基準で比べた表と、問い合わせや面談で使える質問リストを紹介します。Shiroworks(シロワークス)自身もフリーランスとして記事制作を受けている立場のため、会社のランキングは載せていません。

記事制作代行の依頼先4種類と特徴

色の違う4つのファイルの束を木の机に並べた様子

記事制作代行の依頼先は、クラウドソーシング、フリーランス、編集プロダクション・記事制作会社、SEO会社・コンテンツSEO会社の4つに分けられます。違いが出るのは、執筆以外の工程を誰が担うかと、窓口の先に何人が関わるかです。

クラウドソーシングは発注側が構成と編集を担う前提で、フリーランスは1人の実務担当者とじかにやり取りします。制作会社は編集者を含むチームで進め、SEO会社はキーワードの設計や公開後の測定まで受け持ちます。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、仕事を募集するサイトを通じて、登録しているライターに発注する方法です。募集から契約、支払いまでをサイト上で進められ、1本から少ない費用で頼めます。

応募してくるライターの経験はさまざまで、構成や編集、事実の確認は発注側が担う前提になります。たとえば、社内に構成を作れる担当者がいて、執筆の手だけを増やしたい場合に合う方法です。

フリーランス

フリーランスのライターや編集者に、直接または紹介を通じて依頼する方法です。窓口の担当者が構成や執筆も行うため、相談した内容を書き手に直接伝えられます。

得意な業界と対応する工程は、人によって大きく違います。執筆だけを受ける人もいれば、キーワード選定から入稿まで担う人もいるので、どこまで頼めるかを最初に確かめてください。

1人で動くため、対応できる本数には限りがあります。月に何本まで受けられるか、休むときの連絡や代わりの体制をどうするかも、契約前に聞いておきましょう。

編集プロダクション・記事制作会社

編集者やディレクターがライターをまとめ、構成・執筆・編集をチームで進める依頼先です。複数のライターが書いても編集者が表記や品質をそろえるため、まとまった本数を続けて頼みやすい点が特徴です。

会社によっては、取材や専門家の監修、図解の作成まで社内で手配できます。ただし、窓口のディレクターと実際に書くライターは別の人なので、誰が書くのかは別に確かめる必要があります。

SEO会社・コンテンツSEO会社

SEO会社やコンテンツSEO会社は、記事の制作に加えて、キーワードの設計、サイト全体の分析、公開後の順位や流入の測定まで担う依頼先です。記事を何本作るかより先に、どのキーワードでどんな成果を目指すかから相談できます。

戦略の立案から任せる分、記事だけを頼むより費用は高くなりやすい傾向があります。社内にSEOの方針を決める人がいない場合に、候補になる依頼先です。

BtoBの記事制作代行を比べる5つの基準

チェックリストを挟んだクリップボードと虫眼鏡、ボールペンを置いた机

同じ種類の依頼先でも、BtoBの記事を任せられるかどうかは会社や人によって違います。Shiroworks(シロワークス)が実務で力の差を最も感じるのは、業界の執筆実績と担当者の経験の2つです。

この2つに、構成の合意、編集の体制、成果の握り方を加えた5つで比べると、候補を絞り込みやすくなります。前の2つは書き手の力、後の3つは進め方を見る基準です。

業界の執筆実績

最初に確かめたいのは、自社の業界についての記事を書いた経験があるかどうかです。不動産の記事を作ったことがあるのか、クリニックの記事を書いたことがあるのか、という単位で実績を聞きます。

BtoBの商材では、業界の用語や商習慣を知らないと、構成の段階で読者の悩みから外れたものになりがちです。たとえば製造業向けのシステムなら、「生産管理」と「生産計画」の違いを説明できる書き手かどうかで、記事の中身が変わります。

同じ業界の実績がない場合は、近い業界の記事や、専門的なテーマをどう調べて書いたかを聞いてください。公開されている記事のURLを見せてもらえれば、読者の悩みへの答え方まで確かめられます。

担当者の経験

会社としての実績が豊富でも、自社を担当する人の経験が浅ければ、成果は出にくくなります。記事制作を頼んだら担当者が新人で、思うような成果が出なかったという例はよくある話です。

SEO記事の順位は、担当者の構成力や調べる力に左右されます。問い合わせや面談の段階で、担当予定の人がこれまでにどんな記事を作ってきたかを聞いておきましょう。

構成を合意してから書くか

本文を書く前に、見出しと各章の要点を発注側と確認する工程があるかどうかも比べます。構成の段階で読者や結論のずれを直せば、本文を書き直す手間がかかりません。

Shiroworks(シロワークス)では、構成を発注側とすり合わせてから本文を書く進め方をとっています。構成の確認がない依頼先なら、本文が届いてから大きく直す可能性も含めて比べてください。

なお、構成から入稿まで記事制作の工程全体を見渡してから依頼先を比べたい場合は、以下の記事が参考になります。

▼あわせて読みたい
BtoBのSEO記事制作ガイド|企画・構成・執筆・編集・公開後の改善まで

編集の体制

書いた人とは別の人が原稿を読み直す工程があるかを確認します。編集で見直すのは、検索意図への答え方、論理のつながり、数字や固有名詞の正しさなどです。

編集が含まれない場合、その確認は社内の担当者の仕事になります。製品の仕様や価格の記載を毎回社内で確かめる時間がとれるかを考えたうえで、依頼先を選んでください。

成果の握り方

記事を納品して終わりにせず、どんな成果を目指すかを依頼の前に決められるかも、大事な基準です。検索からの流入をどれくらい見込むのか、問い合わせにどうつなげるのかを、依頼先と具体的に話せるかを見ます。

ここでいう成果の握り方は、順位の保証とは別の話です。Googleは、検索結果の最初のページに必ず表示されると保証する業者を避けるよう案内しています。

見込みの根拠と、どの指標で評価するかを説明してくれる依頼先を選びましょう。

参考:SEO 業者の利用を検討する | Google 検索セントラル

予算と社内体制で選ぶ依頼先4つの向き不向き

オフィスの机で2冊の提案書を見比べるマーケティング担当者

4種類の依頼先を5つの基準で並べたのが、次の表です。表は種類ごとの一般的な傾向で、同じ種類でも会社や人によって異なります。

基準

クラウドソーシング

フリーランス

編集プロダクション・記事制作会社

SEO会社・コンテンツSEO会社

業界の執筆実績

応募者ごとの差が大きい

得意な業界が人ごとにはっきり分かれる

会社として幅広い業界の実績を持つことが多い

業界ごとの支援事例を示す会社がある

担当者の経験

発注側が見極める

窓口の本人が書くため確かめやすい

窓口と書き手が別。書き手の経験を確認

担当コンサルタントで差が出る

構成の合意

発注側が構成を用意することが多い

書き手本人とじかにすり合わせる

ディレクターを通して確認する

キーワード設計から一緒に決める

編集の体制

発注側が担う

本人が編集まで担うかを確認

社内に編集者がいることが多い

社内に編集の体制を持つことが多い

成果の握り方

原稿の納品までが範囲

人により分析や改善まで担う

制作の範囲で決まる

流入や問い合わせの目標から設計する

どれを選ぶかは、予算と、社内で担える工程で決まります。予算に余裕があれば制作会社、単価を抑えてプロの品質を求めるならフリーランス、社内で構成と編集ができるならクラウドソーシングが候補です。

戦略から任せたい場合はコンテンツSEO会社が候補になります。比べ方は、この章の最後で説明します。

依頼先の選び分けの図。予算に余裕があるなら制作会社、コスパ重視ならフリーランス、社内で編集できるならクラウドソーシング、戦略から任せるならSEO会社という4つの組み合わせを示している

予算に余裕があるなら制作会社

予算に余裕があるなら、編集プロダクションや記事制作会社、SEO会社がおすすめです。会社には複数の編集者やライターがいるため、専門的な知識や知識の量の面で、個人より有利な場面が多くあります。

取材や監修の手配、まとまった本数の継続にも対応しやすい依頼先です。そのぶん、実際につく担当者の経験は、前の章の基準どおりに確かめてください。

単価を抑えてプロの品質を求めるならフリーランス

単価をある程度抑えつつ、プロの品質の記事を頼みたいなら、フリーランスが候補になります。費用に対する品質、つまりコストパフォーマンスを重視する依頼に向いた選択肢です。

ただし、フリーランスは得意な業界と対応できる工程が人ごとに違います。業界の執筆実績と、構成や編集まで担えるかを、会社に頼む場合よりも1人ずつ丁寧に確かめましょう。

なお、依頼先ごとの料金の目安を先に確かめたい場合は、以下の記事が参考になります。

▼あわせて読みたい
記事制作の料金相場と比べ方|SEO記事の見積もりで確認する工程と範囲

社内で構成と編集を担えるならクラウドソーシング

社内に構成を作り、原稿を直せる担当者がいるなら、クラウドソーシングで執筆の手を増やす方法もあります。費用を抑えられるかわりに、ライターの選定と品質の管理は社内の仕事です。

BtoBの専門的なテーマでは、構成と編集の負担が大きくなりがちです。たとえば最初の数本は社内で構成を作り、届いた原稿の直しにどれだけ時間がかかったかを測ってから、続けるかを決めると判断しやすくなります。

コンテンツSEO会社に頼む場合の比べ方

コンテンツSEO会社を比べるときは、記事の品質に加えて、キーワード設計と効果測定の進め方を見ます。そのキーワードを選んだ理由を説明してくれるか、月次でどんな報告を受け取れるかを、提案の段階で確かめましょう。

会社の知名度だけで決めず、実際に担当する人の実績で比べてください。提案の場に担当予定の人が同席するかどうかも、確かめる方法の一つです。

問い合わせ・面談で聞く質問リスト

会議室でノートを開き、制作の担当者に質問するマーケティング担当者

候補を2〜3社に絞ったら、問い合わせや面談で同じ質問をして、回答を並べて比べます。発注側が見落としやすいとShiroworks(シロワークス)が考えているのは、修正の範囲と、成果の見込みを事前に話しておくことです。

下の表は質問の例と回答の記入例です。記入例は説明のための仮の例で、実在の会社の回答ではありません。

質問

確かめたいこと

回答の記入例(仮の例)

自社と同じ業界の記事を書いた実績はありますか

業界の執筆実績

製造業向けの業務システムの記事を担当。公開中の記事のURLを3本共有できる

担当者はどなたで、これまでどんな記事を作ってきましたか

担当者の経験

担当予定は編集歴5年のディレクター。BtoBのIT系記事が中心

本文の前に構成を確認できますか

構成の合意

見出しと各章の要点をまとめた構成案を出し、承認後に執筆する

書いた人とは別の人が原稿を確認しますか

編集の体制

編集者が事実確認と表記の統一を行ってから納品する

修正は何回まで、どんな内容まで対応しますか

修正の範囲

誤りの訂正は回数の制限なし。構成の合意後に読者を変える場合は別途見積もり

検索流入や問い合わせはどれくらい見込めますか

成果の見込み

対象キーワードの検索数と想定順位から、半年後の月間流入を試算して示す

成果はどの指標で、いつ振り返りますか

成果の握り方

毎月、順位・流入・問い合わせ数をまとめて報告し、次に直す記事を提案する

執筆実績と担当者を確かめる質問

実績を聞くときは、会社全体の実績と、自社を担当する人の実績を分けて聞きます。会社のサイトに載っている事例が、自社を担当する人の仕事とは限らないためです。

回答があいまいなら、公開されている記事のURLを見せてもらえるかを聞いてください。実際の記事を読めば、業界の用語の使い方や、読者の悩みへの答え方を確かめられます。

修正の範囲を確かめる質問

修正については、回数だけでなく、どんな内容の修正まで対応するかを聞きます。誤字や事実の誤りの訂正と、発注後に読者や方針を変えた場合の書き直しとでは、作業量がまったく違うからです。

たとえば「修正は2回まで」と言われたら、構成から変える修正も2回に含まれるのか、別料金になるのかまで確かめておきましょう。社内の別の部署から納品後に修正が入った場合の扱いも、あわせて聞いておくと安心です。

なお、修正の扱いも含めて、発注から納品までの流れを先に押さえておきたい場合は、以下の記事が参考になります。

▼あわせて読みたい
記事制作を外注する流れ|発注前の準備から納品・公開までの進め方

成果の見込みを確かめる質問

記事を作ることだけを目的にせず、検索からの流入をどれくらい見込めるか、問い合わせにどうつなげるかを聞きます。KPIを決めたときに、それを達成できる根拠を説明してくれるかを見てください。

たとえば「半年で月間1,000セッション」という目標を出したとき、対象キーワードの検索数や記事の本数から説明できる依頼先なら、途中で計画を見直すときも話が早く進みます(数字は説明のための仮の例)。

反対に「必ず1位にします」と約束する依頼先には、前の章で紹介したGoogleの案内のとおり注意が必要です。

1本目の依頼で確かめる3つのこと

赤ペンで修正の書き込みが入った印刷原稿と付箋

質問の回答だけで決めきれない場合は、1本目を試しに頼んで、実際の進め方を確かめます。見るのは、構成案の中身、修正指示への対応、納品された原稿の正確さの3つです。

1本で判断できることには限りがありますが、継続して頼めるかどうかの見当はつけられます。

構成案が自社の読者に合っているか

構成案が届いたら、見出しが自社の読者の悩みに答えているかを見ます。たとえば、比較検討中の担当者向けに頼んだのに基礎知識の説明が半分を占めていれば、読者の想定がずれているサインです。

ずれを指摘したときに、理由を聞いたうえで直してくれるかも見ておきましょう。構成の段階のやり取りで、その後の進めやすさがある程度分かります。

修正指示への対応

本文が届いたら修正を1度依頼して、指示がどう反映されるかを確かめましょう。指示した箇所だけが直るのか、同じ種類の誤りを記事全体で直してくれるのかで、社内の手間は変わります。

修正の理由を伝えたあと、次の記事で同じ指摘をしなくて済むかどうかも、継続して頼めるかの目安です。

業界の用語と事実の正確さ

納品された原稿では、業界の用語の使い方と、数字や仕様の正しさを確かめます。参考にした資料の出典を一緒に出してもらえれば、社内での確認が早く済みます。

たとえば、製品の価格や対応している機能が古い情報のまま書かれていないかを、社内の担当者が一度読んで確かめてください。

なお、納品された原稿をどの観点で確認すればよいか一覧で押さえたい場合は、以下の記事が参考になります。

▼あわせて読みたい
外注したSEO記事の品質チェック|発注・構成・納品で確認すること

記事制作代行の選び方でよくある3つの質問

白紙のインデックスカードの束と鉛筆、コーヒーカップを置いたテーブル

依頼先を比べている担当者が迷いやすい3つの疑問に答えます。ランキング記事の使い方、AIを使う代行サービス、依頼先を分けるかどうかの順に見ていきます。

Q. 比較サイトのおすすめランキングはどう使えばよいですか?

候補を広く知るための一覧として使い、最終的な判断は自社の基準で行ってください。ランキングの順位には、自社の業界での実績や、実際につく担当者の経験までは反映されていません。

一覧から3社ほど候補を選んだら、この記事の質問リストで同じことを聞き、回答を並べて比べましょう。

Q. AIで記事を作る代行サービスに頼んでもよいですか?

AIを使うかどうかより、事実の確認と編集を人がどこまで行うかで判断してください。下書きをAIで作る場合でも、業界の用語や数字の正しさは誰かが確かめる必要があります。

問い合わせの段階で、AIをどの工程で使い、どの工程を人が確認するのかを聞いておきましょう。

Q. 依頼先は1つにまとめるべきですか?

必ずしもまとめる必要はありません。たとえば、キーワード設計はSEO会社に、専門的なテーマの執筆は業界に詳しいフリーランスに、というように工程やテーマで分ける方法もあります。

ただし、依頼先を分けるほど、表記のルールや構成の方針をそろえる手間が社内に残ります。社内で窓口となる担当者を決めてから分けてください。

まとめ|記事制作代行は業界の実績と担当者で選ぼう

明るい打ち合わせスペースで、印刷した構成案を前に相談する二人の担当者

記事制作代行の依頼先は、クラウドソーシング、フリーランス、編集プロダクション・記事制作会社、SEO会社・コンテンツSEO会社の4種類です。BtoBの記事では、業界の執筆実績、担当者の経験、構成の合意、編集の体制、成果の握り方の5つで比べると、自社に合う依頼先を絞り込めます。

予算に余裕があり専門知識の厚さを求めるなら制作会社、単価を抑えてプロの品質を求めるならフリーランスが候補です。問い合わせでは修正の範囲と成果の見込みまで確かめ、1本目の依頼で進め方を見てから本格的に頼みましょう。

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